マクマレーテストについて

マクマレーテストとは、筋骨格系において機能障害をきたしている部位やその症状を、特に専門的な医療器具を使用せずに手で行う検査のひとつで、主に半月板損傷または断裂のチェックを行うものです。
検査方法としては、まずその疑いがある患者を仰向けにさせます。そのままの体勢で膝を最大限に曲げ、足の底と関節を手で持ちます。そのままゆっくりと下腿を外旋、内旋させながら、そのときに生じる痛みなどで診察をします。(補足として、内旋とは内側へ動かすことで、反対に外旋とは外側へ動かすことです。)

内旋時に痛みが生じた場合は外側半月板の損傷、外旋時に痛みが生じれば内側半月板の損傷が疑わしいでしょう。また、このときに、患者によってはクリック音と呼ばれる、「ポキッ」という音がひどい場合は、半月板断裂の可能性も高いですので気をつけましょう。

マクマレーテストは、場合によっては行えないということもあります。それは患者が、膝に急性の炎症を持っている場合です。このとき無理にでもマクマレーテストを行えば、炎症をさらに悪化させてしまうことにもつながりかねません。状況を判断しながら、無理のない診断を行うことが大切なのです。

ちなみにこのマクマレーテストという名前は、提唱者であるイギリスの整形外科医、トーマス・ポーター・マックマレーという人の名前をとって、そのように名づけられています。上記では、内旋することによって外側半月板の障害もチェックするとありますが、このテストの本来の目的は、内側半月版用であるとされています。しかし、今では外旋と同時に内旋で同様の動作を行うことが好ましいため、内側と外側の両方を検査することになっているのです。

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