精神科の研修
心の時代と言われる現代社会において、特にここ数年、精神科の需要が急速に高まっています。厚生労働省の方針により、新卒医師の全てに2年間の初期研修が義務付けられ、その中に、必ず精神科の研修も入れるようになっています。
精神科のニーズは首都圏、地方を問わず全国的に高く、精神科病院、メンタルクリニックなどからの求人募集が増えています。その為、精神科領域は、総合病院ならどこでもある程度は力を入れている分野であり、精神科の増強を目的とした医師の増員をはかる為の求人も多くあります。その結果、求人数も多く、その質も良いものが数多くあると言えます。
精神科は、指定医をもたない精神科医や他科からの転科を希望する医師も多く、内科系・外科系の医師であれば、精神疾患の合併症の多くを診ることができるため、他の診療科に比べて、転科後も今までの経験とスキルを活かしやすいというメリットもあり、転職しやすい診療科でした。しかし、指定医の需要は年々増えています。精神保健指定医の資格は臨床医を5年以上、かつ精神科医を3年以上経験した医者に国が与える資格で、精神科の研修を経て、指定医を取得するまでは一苦労ですが、精神科医のキャリアを考えるうえで、この資格取得は大きな意味を持ちます。
産業医として企業で働きたいと希望する医師にも、是非とも精神保健指定医の資格を取得しておきたいと転科を希望する方も少なくありません。転職後に指定医・専門医を取得できるプログラムを組んでいる医療機関もありますので、そうした勤務条件を希望するのもよいでしょう。
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