後期研修医の給料
近年は少子化、高齢化にともなって、医師不足も深刻な問題となっています。
医師を目指す若者が減っている一方で、熱心に勉強を重ね、医師を目指す若者も少なくありません。医師を志す若者が、仕事の時間ならびに給料についても気になるところです。
医師になるにあたっては、研修があり、その点では、前期研修医と後期研修医に分けられます。大学を卒業して2年間を前期研修医、その後の3年目からを後期研修医と呼びます。
この後者の後期研修医の給料はどのくらいでしょうか。
後期研修医ともなると、前期研修医とは違い、専門的な事も多くなってきます。その分、前期研修医と比べれば、後期研修医の給料のほうが多いと言えます。一般的には、前期研修医の給料は400万円程度、後期研修医の給料は1,000万円を超える場合もあるようです。どの病院でもこれだけの給料がもらえるとは限りません。研修を行う病院によってもさまざまです。
大学病院においては、先輩医師などとの連携から、教えて頂ける場が多いかと思います。しかしながら、地方の病院では、そういった事が必ずしも整っているとは言えません。したがって指導医の不足している病院では、教育といった面では劣る場合もあり得るでしょう。
しかし、地方には地方の良い点がたくさんあり、地方で医師が少ないからこそ、率先力を求められ、後期研修医の給料においては、満足のいく場合も多くあります。給与の面だけでは考えるのであるならば、地方病院を選ぶほうが良いかもしれませんが、今後の医療の発展や充実のためにも、それなりの覚悟をもって臨んでほしいと思います。
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