崇高な目標も大事だけど、お金も大事? ならば、地方に行こう!
厚生労働省の調査では平成24年の医師の平均月収は88万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は1,144万円でした。(上記医師年収統計は厚生労働省の調査で、抽出調査となっています。そのため、平均年齢、勤続年数、復元労働者数(調査から推計した労働者数)、総労働時間及び男女割合は調査上の数字であり、実際の数字とは異なります。ご注意ください。また、年間賞与等は平均年収に含まれます。)
過去の医師の年収推移を見ますと平成16年から17年にかけて減少しています。その後は1,150万円付近を推移しています。学部卒業後、国家試験にパスした研修医の平均年収は300~400万円程度と言われています。
かつての研修医は無給に近かったのですが、
臨床研修の制度が大幅に変更されたことにより、この位の収入が得られるようなったというのは皆さんも実体験として持ってらっしゃることでしょう。
ご周知の通り、研修医時代の稼ぎの差はあまりありません。
収入に差がでてくるのは、研修医を終えたあとの医師としての進路によります。
研修医後の医師の進路は、下記の通りに分類されるでしょう。
選択1.大学病院の医局勤務
選択2.市中病院勤務
実際の収入としての参考例は、
大学病院の医局に進んだ場合の医師の平均的な目安20代後半~30代前半の医師:300~600万円くらい
講師 :700万円台
助教授:800万円台
教授:1,000万円前後
スタート時の医師:600~800万円くらい
5~10年後の医師:1,000万円台
部科長クラスの医師:1,500万円超
院長:2,000万円くらい
となっています。
もうひとつ、気になる結果が有りました。別の調査によると、都内での勤務医でいると給料は伸び悩むと言われています。
理由は、都内には医師が多くいるからです。
そのため、都内での医師の募集は決して多くありません。しかし、地方での医療活動は都内よりも収入が大きいという調査結果がでています。
その理由として、日本全国的には医師の不足は問題視されているからです。
首都圏に残り技術・勉強を研鑽していくこともひとつですが、地方で活躍するというのも選択肢のひとつなのではないでしょうか?
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