医者のアルバイト
多くの医者が通常の仕事に加え、アルバイトをしています。医者全体の約6割がアルバイトをしており、大学病院の勤務医では95パーセント近くの医者がアルバイトをしています。
また、月に医者がアルバイトに費やす時間は平均で15時間ほどです。20時間以上の医者も5割を超えています。勤務医の平均年収は1500万円ほどですが、そのうち12パーセントはアルバイトによる収入であるという調査結果が発表されています。
アルバイトは通常勤務している病院以外で、休日や夜間に勤務し時給をもらうのですが、医者の場合平均的な時給は1万円から1万5千円ほどになります。当直のバイトでは、日給10万円ほどもらえる場合もあります。救急患者の多い忙しい病院では給料がよく、あまり忙しくなく仮眠もとれるような当直のアルバイト給料は安めです。
診療科や業務内容によって、時給は異なりますが、アルバイトをすることで収入を増やすことができるのは事実です。医師免許を取ったばかりの研修医は、アルバイトをしなくては生活ができないのでアルバイトをしますが、そうでない医師の多くもアルバイトをしています。これは、給料や待遇に関する不満を解消するためや、アルバイトをすることで、違う経験を増やすことができるからです。
同時にアルバイトの職場で人脈を増やすことも可能です。また、産休などでブランクのある医者が、職場復帰のためにアルバイトとして働くこともあります。家事と仕事の両立のためにアルバイトで勤務する医者もいます。このように医者にとってアルバイトは重要な収入源、職場なのです。
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