小児科の後期研修
小児科専門医になるには、初期研修終了後に日本小児科学会認定の「小児科専門医研修施設」で3年以上、小児科の後期研修を終了して試験を受けることが必要です。
初期臨床研修により、小児科の過酷な医療状況を目の当たりとし、卒後3年目からの小児科の後期研修から志望を変えるケースもでてきており、小児科専門医を目指す若手医師は全国的に減る一方となっています。
しかしながら、小児医療には、やりがいが大きいのも事実で、専門医としてカテーテル治療や造血幹細胞移植などの高度医療を担うことも可能です。
また、未知の病気もまだまだあり、多くの研究分野が残されていますから、新しい病気を見つけることができるかもしれません。
予防接種や検診など小児保健に関する仕事も含め、小児医療は、総合診療をベースとして専門性が成り立っており、ひとりの医師が急性期から慢性期を連続して担うことができるのも特徴で、大変幅が広く奥が深い診療科です。
現在、小児科学会に登録している医師は約1万8500人。そのうちの32%が女性であり、30歳以下に限れば40%近くを女性が占めています。これは他の診療科と比べて特に高い比率です。したがって、結婚や出産のために仕事を辞めたり、就業時間を減らしたりする女性医師が少なくないため、小児科の後期研修時から、女性医師に配慮してライフスタイル、ライフステージに応じた研修内容を検討している研修施設も多くあります。
また、女性医師を対象にパート勤務などを含めた就業支援にも取り組み始めています。
小児科の後期研修を受ける中で、本当に興味のあることを見つけることが出来るでしょう。
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