整形外科の後期研修
医師国家試験に合格した後、2年間は臨床研修を受けます。この2年間は、前期研修と呼ばれ、義務化されている必須研修で、全ての医師が受けなければならない教育期間です。この研修期間の医師のことを研修医と呼び、主要な診療科を回りながら、自分がやりたい診療科を決めるのです。
前期研修の間は、整形外科は必修ではないため、希望者によって整形外科の後期研修が行われることになります。そこで、3~5年ほどの期間、整形外科の後期研修として、指導医の元で専門医を目指し、さらに深く専門的に学ぶことになります。この専門医を目指す研修医のことを後期研修医や専修医、修練医などと呼んでいます。
後期研修医を受け入れている病院などの医療機関のなかには、医療機関独自で整形外科の後期研修向けの制度を用意しているところもあります。整形外科の後期研修プログラム終了後にさらに専門領域の認定医の資格取得を目指したり、研修プログラムで臨床を学びながら、大学院に入学して学位を取得する後期研修医もいます。
また後期研修医も総合診療医を目指す場合と、専門医を目指す場合とでは研修の内容も目的も違うので研修期間も異なってきます。
現在、どこの病院でも、整形外科は新患者数、外来患者数、入院患者数、手術件数など、他の診療科の中でも多く、社会的需要の多い科の一つと言えます。今後、更に高齢社会の加速、スポーツ障害や外傷等の増加、労働災害や交通事故の多発に伴って需要は一層高まると考えられます。このように整形外科の専門医はニーズが高い状況にありますから、整形外科の後期研修を受けることも重要であると言えるでしょう。
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