喉頭ファイバーについて

喉頭ファイバーとは、喉頭がんの有無などを調べるための検査方法です。喉頭がんとは、舌の付け根から気管の入り口までの部分に発症するがんであり、呼吸や食物等の飲み込みに障害をきたしてしまうものです。喉頭ファイバーでは、鼻腔からファイバースコープや内視鏡を入れてのどの奥まで検査します。この検査の場合には鼻腔に局所麻酔をしますが、胃カメラに比べて入れたときに感じる違和感が比較的少ないと言われています。

しかし、中には咽頭反応が強い人もいて、喉頭ファイバーの検査を円滑に進めることができないときがあるので、その際は全身麻酔をかけてから細胞検査をするといった例もあります。これを鼻腔にいれ、周囲よりも赤みが強くなっていたり、でっぱりがあったりといった、がんと思われる部分を探します。

このとき、1mmほどの大きさの異変まで見つけることができます。このように、がんに対して確実な診断を行ってから、その先の治療工程の計画を作っていくのです。この喉頭ファイバーは、耳鼻科で診察をしてもらえます。では、どのくらいの診察費がかかるのか知っていますでしょうか。

健康保険に加入しているのであれば、だいたい2千円前後の診察費になるでしょう。もし、喉頭がんと思われるような腫瘍などが見つかってさらに検査が必要になった時はさらに費用が掛かることになると思います。健康面からも、費用の面からも早期発見は重要になってきます。もし診察を受けに来た人が、声のかすれがずっと治らないという場合は喉頭がんの可能性がありますので、そのときに腫瘍の発見を確実にしていくことが重要です。

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