化学療法

化学療法は全身に散らばった可能性のあるがん細胞を薬で攻撃する療法のことです。抗がん剤などで治療をしていく中でどうしても正常な細胞までも攻撃してしまうため、強い副作用を受けてしまうこともあります。

抗がん剤を使うためには投薬と休薬の時間をどうしても分けて行わなければなりません。体が抗がん剤に耐えられるものになるためにはそうしていかなければなりません。健康な細胞はダメージを受けたものを約3週間で回復するものだと言われていますが、さまざまながんがあり、そのがん細胞を消すためには抗がん剤が有効なものとされています。その中でも乳がんには抗がん剤の効き目が一番いいとされています。

しかし、抗がん剤には強い副作用があるため患者にとって不安だと感じる治療法でもあります。副作用で起こる体強い吐き気やだるさ、また口内炎ができてしまうなど体に出てくる強い副作用に耐えていくことが治療には必要になっていきますので、患者にはしっかりと理解をしてもらい、不安を取り除くようなフォローが必要となります。

抗がん剤には飲み薬と点滴の2種類があり、治療には抗がん剤の投与とともにまた違う治療をすることも少なくはありません。入院をしての治療も見られますが、通院での抗がん剤を投与していく治療もあります。
また投薬による抗がん剤では髪の毛が抜けてしまうという副作用もあって、人によっては髪の毛を剃ってしまって投薬治療に備える人もいます。
さらにがんの進行によっては投薬治療しか手段がないという人も出てきます。手術である程度治療ができても、完全にがんを取り除いた事にはならない人もいます。

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