ケンプテスト

ケンプテストとは整形外科学的検査のひとつで、機械や道具を用いずに患者さんの症状から判断し、身体を捻ったり曲げたり、関節を圧迫したりする事で原因を見つける検査方法です。正確な診断のため他の検査と組み合わせ、必要なら画像診断をする事も必要です。

このケンプテストは、椎間板の損傷、椎間板ヘルニア等による神経根の圧迫が椎間板内側部にあるか椎間板外側部にあるかを確認する検査方法です。
原理として旋回させながら伸展することにより、腰椎の神経の出ている隙間を狭くして、異常が無いか確認する神経刺激テストとなります。

検査方法は、患者さんが立位または座位で検者は後方に立ち、検者は患者さんの大腿(骨盤)片手でを支え、反対の手で患者さんの肩に手を置き、体幹を回旋させながら右後方・左後方にわずかに伸展させます。この伸展させた時、腰椎の局所的な痛みの場合は椎間板の損傷の疑いがあり、曲げた側の坐骨神経に沿った痛みやしびれがあれば陽性で、椎間板ヘルニア(外側)等の神経根障害の可能性があります。曲げた側と反対側の坐骨神経に沿った痛みやしびれが出た場合、椎間板内側ヘルニアが疑われます。

ケンプテストの様な整形外科学的検査はカイロプラクティックの施術所でもテスト可能であるが、下肢痛の診断は難しいため長期回復の兆しが無場合、MRIやCT・レントゲン等の画像診断装置を使用した画像診断も必要あります。またケンプテストを実施する事により、患者さん自身で神経根を圧迫しない範囲が確認でき、普段の生活から気を付ける事が出来るというメリットもあります。

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