PDT/光線力学的療法の効果

PDT、フォトダイナッミックセラピーという皮膚科で行われる治療法は、光感受性物質とレーザー光線を組み合わせて行われる皮膚科の治療法のことです。光線力学的治療ともいいます。ニキビやあぶら症などの治療の際に用いられます。
この治療では、まず光感受性を高くする特殊なALA(アミレノブリン酸)という薬を塗布してから、特定の波長の光線を治療部位に照射することで大量の活性酸素を生成させ、皮脂腺のニキビ菌やその他の雑菌などを駆除させます。

この光線はまぶしく感じることはありますが、眼球や視力に悪影響のある物ではありません。光の照射時間や距離は、病状や皮脂の量などに合わせてかえていく必要があるので、きちんとした専門医師のもとで治療を受けて下さい。ALAを服用した後、ポルリフィン酸という物質が皮脂腺で作り出されます。これがもっとも生成される時期にあわせて光を照射します。光の照射によりポルリフィン酸が反応して皮脂腺を破壊し、さらにアクネ酸も除去します。

そして治療後2〜3日経過すると、ニキビのあまりなかった部分に膿のニキビができてきて、一見すると症状が悪化したかのように見えますが、これはPDTによって細菌が駆除され炎症反応を起こした物であり、好転反応と呼ばれます。このように、PDTは有効な皮膚科治療のひとつですが、1回の治療で完治するという訳にはいきません。
だいたい3週間ごとに1度治療し、6回ほど行うことで治療の成果が見られるようになります。

ただし、悪性のメラノーマのようなメラニンの多い腫瘍には効果的ではありませんが、その他おおくの皮膚の治療に役立っており、今後も更なる研究が期待される治療方法になっています。

手技小辞典 」の他の記事を読む

循環器科でわかる心臓マッサージ
心臓発作で突然倒れてしまった人を助けるとき、人工呼吸と心臓マッサージを繰り返すことが良いといわれていましたが、ここ最近では循環器科での心臓マッサージだけでも十分な処置ができることがわかってきました。心...すべて読む
喉頭ファイバーについて
喉頭ファイバーとは、喉頭がんの有無などを調べるための検査方法です。喉頭がんとは、舌の付け根から気管の入り口までの部分に発症するがんであり、呼吸や食物等の飲み込みに障害をきたしてしまうものです。喉頭ファ...すべて読む
マクマレーテストについて
マクマレーテストとは、筋骨格系において機能障害をきたしている部位やその症状を、特に専門的な医療器具を使用せずに手で行う検査のひとつで、主に半月板損傷または断裂のチェックを行うものです。 検査方法として...すべて読む

80記事の「 手技小辞典 」の記事を読む

コラム内から検索

外来アルバイト医師求人特集

EPILOGI検索
pagetop