手技小辞典 - ページ2
- 鼓膜形成術
- 慢性中耳炎を患った人、あるいは外傷をうけた人のなかには、鼓膜に穴が開いたままふさがらない人がいます。鼓膜形成術は、そういった人の聞こえを良くしたり、中耳を炎症から守ることを目的として、人工的に鼓膜の穴...すべて読む
- 子宮頸部細胞診について
- 子宮頚部細胞診のことを一般的に子宮がん検診と称する場合が多いようで、会社の健康診断や一斉に行われる子宮がん検査の多くは、この子宮頚部細胞診のことです。 検査方法は、子宮の頚部の粘膜から細胞を摂取して観...すべて読む
- ジャクソンテストの方法
- 頚椎捻挫、頚部挫傷、外傷性頚部症候群などという傷病名は、一般的にむち打ちと呼ばれるもので、交通事故の衝撃によって首が大きく前後に動き、その結果として痛みが生じた場合、後遺障害として評価の対象となります...すべて読む
- 神経学的テスト:スパーリングテスト
- スパーリングテストとは神経根障害を調べる神経学的テストです。 頚椎は7つの骨が積み上がってできていますが、その後ろを走る脊髄から枝分かれして上肢にいく神経が椎体と椎体間の椎間板の部分に伸びた末梢神経を...すべて読む
- 骨折観血的手術について
- 骨折観血的手術は、ギプス固定では治癒が難しい複雑な骨折や重度の骨折、関節周辺を骨折した場合に施す外科手術のことをいいます。 1895年にX線が発見され、骨折部分の状態がわかるようになったことで、これま...すべて読む
- 血管造影検査
- 血液造影検査は、股関節付近の大腿動脈・静脈、または腕の動脈・静脈に長さ50センチから1メートルのカテーテルを挿入した後、カテーテルから造影剤を注入しX線撮影することで、血管や心臓などの状態を診断するた...すべて読む
- 膀胱鏡検査
- 膀胱鏡検査は、膀胱がん、膀胱結石、膀胱炎、尿道狭窄等を診断するために行う内視鏡検査です。膀胱鏡検査の歴史は大変古く、紀元前4世紀の古代ギリシャ時代に行われていた痔の治療は近代では、1805年にドイツ人...すべて読む
- アレンテスト
- アレンテストは、麻酔時、動脈の穿刺を行う際に、腕の動脈が閉塞していないかを調べるためのテストです。 麻酔をかける際、腕の親指側にある橈骨動脈または小指側にある尺骨動脈に動脈ラインを入れますが、どうして...すべて読む
- 腰椎椎体間固定術(PLIF)
- 腰椎椎体間固定術とは腰椎椎間板が変形したことにより痛みの原因となり、その痛みを軽減するために背中から椎間板を摘出してそこに自骨や人工骨を挿入し、その後にスクリュー(ネジ)などで固定術を行う手技です。P...すべて読む
- 内視鏡的吸引粘膜切除法 (EAM)
- 内視鏡的吸引粘膜切除法とは内視鏡で粘膜を引き剥がして吸引する手技で、消化器系(胃、食道、大腸など)の腫瘍性(癌)の治療に用います。EAM(Endoscopic Aspiration Mucosecto...すべて読む
- 高密度焦点式超音波療法(HIFU)
- 高密度焦点式超音波療法とはお腹を切らずに強い超音波で深い部分にある癌を治療する方法で、HIFU(High Intensity Focused)とも呼ばれています。特に前立腺癌の治療法として使用されてい...すべて読む
- 腎機能検査について
- 腎臓はとてもおとなしい臓器なので、心臓の病気である狭心症のような階段を上がるだけで胸が苦しくなる症状などがはっきり現れことがなく、とても負担がかかっていても痛みなどの症状が現れない沈黙の臓器のため、患...すべて読む
- 椎弓切除術について
- 普段の生活を妨げているほどの背中の痛みがひどい場合は手術が必要となってきます。このような症状の場合によく用いられるのが椎弓切除術です。椎弓切除術とはケガなどや様々な原因によって脊柱管(脊髄の束が通る管...すべて読む
- センチネルリンパ節生検
- センチネルリンパ節とは、リンパ管に侵入したがん細胞が1番最初に到達する腋窩リンパ節の事で、乳がんはリンパ節に移りながら、遠方の臓器、体中に移ると考えられていた事により、手術で乳房の周辺のリンパ節を全て...すべて読む
- 保存療法とは
- 腎臓病に効く治療方法はないと言われています。そこで腎臓病の進行を少しでも遅らせるため食事療法を中心に腎不全の保存療法があります。 食事療法とは、たんぱく質と塩分を制限とした食事を中心に摂るのですが食事...すべて読む
- PLDD-別名:椎間板ヘルニアレーザー治療
- PLDD治療ではメスを使用する事がないため手術室に入り終了までの時間は、たったの15分程度です。 手術をした傷からは出血しませんし、その傷も注射の跡なので数日経てば消えてしまいます。麻酔も局所麻酔で行...すべて読む
- 針生検について
- 針生検は病気の症状の原因を探すための組織診の一つで、組織を採取する際に使用される機械の種類により、コア針生検と吸引式乳房組織生検に分類されます。 針生検では、細胞診の時よりも太い針を病気の症状として局...すべて読む
- SLRテスト‐別名:下肢伸展挙上テスト
- SLRテストは、坐骨神経痛か股関節痛かを決断するために行われる方法です。 腰の痛みに関係する病気はとてもたくさんあるため、病気を特定することが困難な場合がある事があります。特に、股関節痛は坐骨神経痛と...すべて読む
- 椎弓形成術について
- よく耳にする椎間板ヘルニアなどは整形外科の受診を必要とします。神経が圧迫されることによる激しい痛み等、日々の日常生活において支障が出てくる場合には、手術を必要とする場合があります。 こういった場合に整...すべて読む
- 甲状腺手術について
- 耳鼻咽喉科においては、甲状腺に関する治療は多くおこなわれています。甲状腺は、重さが15〜20グラム程度あり、大きさは上下が3〜5センチ、あり、横幅は4センチ程度で、のどぼとけの下にある臓器です。甲状腺...すべて読む
- 心電図検査とは
- 循環器内科とは虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)、心臓弁膜症、狭心症などの心臓病や、高血圧症、静脈血栓症などの血管の病気を専門としています。不整脈もこの科が専門です。 尚、循環器科には循環器内科と、...すべて読む
- 鼓室形成術
- 鼓室形成術は鼓室や乳突蜂巣に病変がある場合、耳小骨に異常、耳の中耳に何らかの原因で生じた問題を改善し、音の聞こえの機能を修復する手術です。 鼓室とは外耳、中耳、内耳の3つに分けられる中耳の部分です。中...すべて読む
- 直腸診
- 直腸診とは、直腸を診断する方法で、直腸内診断、直腸指診とも言います。原始的な方法ではありますが比較的簡単でがんなどの診断にも役に立つ診断方法といえます。直腸がん、直腸ポリープ、前立腺肥大、もちろん痔に...すべて読む
- 腹腔鏡下手術について
- 腹腔鏡下手術は、おなかを5㎝ほど切ってお腹の中に小さなテレビカメラを入れて行う手術で、テレビモニターを見ながら悪い部分を切り取ります。 そんな、腹腔鏡下手術は1987年に腹腔鏡下胆嚢摘出術がフランスで...すべて読む
- 腹腔鏡下胆嚢摘出術
- 胆嚢結石、胆嚢炎や胆嚢ポリープは腹腔鏡下胆嚢摘出術の対象疾患となります。 胆嚢結石の手術である胆嚢摘出手術には、開腹による手術と腹腔鏡を用いた手術がありますが、近年、胆嚢結石、胆嚢炎など多くの場合の胆...すべて読む
- インターベンションについて
- 動脈硬化などで血流が阻害されると、心疾患、脳血管疾患を含め、全身に影響を及ぼします。その為、心臓、血管、肝臓、脳、消化器、泌尿器などの病気に対して、主に皮膚に開けた直径数ミリの穴からカテーテルと呼ばれ...すべて読む
- 前立腺生検について
- 前立腺は、膀胱から尿の出口を取り囲むように存在する男性生殖器の一つです。その為、前立腺に発症するがんである前立腺がんは、男性だけにしかかからないもので、中でも50歳以上の熟年男性に発症する確率が高くな...すべて読む
- 不整脈患者においての心臓ペースメーカー
- 心臓ペースメーカーとは、心拍数、脈拍数などが通常の速さよりも遅くなってしまう不整脈に対して利用されており、ペースメーカーにより心筋に刺激を与え、必要な収縮を発生させる治療に使用される、言わば、人工的に...すべて読む
- カプセル内視鏡
- カプセル内視鏡はカプセルの中に小型のカメラを内蔵してある内視鏡です。1980年頃にイスラエルの研究所で開発され、2001年にアメリカのFDAにより許可を受けて、日本には2007年に導入されました。保険...すべて読む
- エコー(外科の超音波検査)
- 外科での超音波検査は時代と共に進化をしている検査方法といえます。外科ではさまざまな検査方法がありますが、超音波検査を使った検査をすると鮮明な画像が現れ、筋肉や骨の様子も詳しく知ることができます。この超...すべて読む

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- SLRテストは、坐骨神経痛か股関節痛かを決断するために行われる方法です。
腰の痛みに関係する病気はとてもたくさんあるため、病気を特定することが困難な場合がある事があります。特に、股関節痛は坐骨神経痛と似た症状を起こす病気として挙げられています。このSLRテストが陽性の結果であれば、坐骨神経痛で陰性の結果であれば股関節痛と判断されています。
このテストの方法は、痛みのある方に上向きに寝て...すべて読む
- 骨折観血的手術について
- 骨折観血的手術は、ギプス固定では治癒が難しい複雑な骨折や重度の骨折、関節周辺を骨折した場合に施す外科手術のことをいいます。
1895年にX線が発見され、骨折部分の状態がわかるようになったことで、これまでの外科的手術を施さない非観血的手術に代わって、20世紀のはじめには骨折観血的手術が報告されています。骨折観血的手術は主にヨーロッパで行われ、その後、移植骨を用いて骨を整復する技術が確立されると...すべて読む
- 坐骨神経痛を調べるラセーグテスト/ラセーグ徴候について
- ラセーグテストとは整形外科において坐骨神経痛を調べる場合に用いられる検査方法の一つです。
坐骨神経痛とは、運動や生活の中でのストレスなどが原因だとされており、さまざまな年代で発症します。症状としては仙髄神経の中でもS1、2、3、または腰髄神経のL4、5の神経が圧迫されている状態で、ラセーグテストではその場所に負担をかけ、異常が無いかを検査していきます。
ラセーグテストの方法としてはとても簡...すべて読む
- アレンテスト
- アレンテストは、麻酔時、動脈の穿刺を行う際に、腕の動脈が閉塞していないかを調べるためのテストです。
麻酔をかける際、腕の親指側にある橈骨動脈または小指側にある尺骨動脈に動脈ラインを入れますが、どうしても動脈ラインを入れた動脈の血流は悪くなります。その間、指尖部への一定の血流を保つためには、動脈ラインを入れていない方の動脈が閉塞してないことが絶対条件となります。
もし、橈骨動脈、尺骨動脈...すべて読む
- 神経学的テスト:スパーリングテスト
- スパーリングテストとは神経根障害を調べる神経学的テストです。
頚椎は7つの骨が積み上がってできていますが、その後ろを走る脊髄から枝分かれして上肢にいく神経が椎体と椎体間の椎間板の部分に伸びた末梢神経を神経根といい、この神経根に異常があるかを確認するテストがスパーリングテストというわけです。
スパーリングテストは徒手検査法において、機械を使わない検査法です。脊髄の実質の症状である脊髄症状...すべて読む
- マクマレーテストについて
- マクマレーテストとは、筋骨格系において機能障害をきたしている部位やその症状を、特に専門的な医療器具を使用せずに手で行う検査のひとつで、主に半月板損傷または断裂のチェックを行うものです。
検査方法としては、まずその疑いがある患者を仰向けにさせます。そのままの体勢で膝を最大限に曲げ、足の底と関節を手で持ちます。そのままゆっくりと下腿を外旋、内旋させながら、そのときに生じる痛みなどで診察をします。(補...すべて読む
- ジャクソンテストの方法
- 頚椎捻挫、頚部挫傷、外傷性頚部症候群などという傷病名は、一般的にむち打ちと呼ばれるもので、交通事故の衝撃によって首が大きく前後に動き、その結果として痛みが生じた場合、後遺障害として評価の対象となります。
その神経根障害を調べる神経学的テストがジャクソンテストで、これはスパーリングテストと同様に椎捻挫、頚部挫傷、外傷性頚部症候群などを調べる代表的な検査となります。
ジャクソンテストの検査方法...すべて読む
- ケンプテスト
- ケンプテストとは整形外科学的検査のひとつで、機械や道具を用いずに患者さんの症状から判断し、身体を捻ったり曲げたり、関節を圧迫したりする事で原因を見つける検査方法です。正確な診断のため他の検査と組み合わせ、必要なら画像診断をする事も必要です。
このケンプテストは、椎間板の損傷、椎間板ヘルニア等による神経根の圧迫が椎間板内側部にあるか椎間板外側部にあるかを確認する検査方法です。
原理として旋回...すべて読む
- ブラガードテスト
- ブラガードテストとは、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を調べるための検査の一つです。ブラガードテストをする前に、先に膝関節を伸ばしたまま、股関節を曲げて足を持ち上げる下肢伸展挙上テストという検査をして、痛みが出たところから五度角度を下げます。その状態で足の関節を背屈させることで坐骨神経のさらなる伸展を行った時に、痛みやしびれが増すと陽性と判定されます。
この際、ハムストリングスやアキレス腱などの緊...すべて読む
- 後期研修医の給料
- 近年は少子化、高齢化にともなって、医師不足も深刻な問題となっています。
医師を目指す若者が減っている一方で、熱心に勉強を重ね、医師を目指す若者も少なくありません。医師を志す若者が、仕事の時間ならびに給料についても気になるところです。
医師になるにあたっては、研修があり、その点では、前期研修医と後期研修医に分けられます。大学を卒業して2年間を前期研修医、その後の3年目からを後期研修医と呼びま...すべて読む
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